C邸リフォーム リポート
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■C邸リフォーム -現況確認と仕様決定-
現況確認と仕様決定□ 2016年1-2月 □
ある日突然、弊社の事務所に、「can you speak english」って男性の方がみえられました。
正直、驚きながら話を聞くと、台湾の方(Cさん)で、富山で購入した家をリフォームして欲しいとのことでした。
翻訳アプリを駆使しながら会話をすすめると共に、漢字による筆談が、結構意思の疎通を可能にしてくれました。
Cさんは、自分と同じ台湾での建築士で、建築士同士技術的なことや、樹種などスムーズにわかり合え、現況を踏まえたリフォーム仕様が、お互い納得のいく形でまとまりました。
Cさんは、富山の古民家が好きで、天井裏や小屋裏にある梁桁を見せたいとの思いで、現状の天井などを落とし、天井裏を現しにすると共に、合板などの工業製品は利用せず、節があっても無垢の木材を使いたいということで、壁の羽目板や床材を選定いたしました。
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■C邸リフォーム -リフォーム工事-
リフォーム工事□ 2016年3-4月 □
Cさんが、台湾へ帰宅される都合から、鍵を預かっての作業になりました。
築100年くらいの古民家で、柱などの傾きがあり、補正しながらの内装工事となりました。
床材は無垢の桜を使用し、壁は節ありですが、杉の羽目板を貼りました。
もちろん、外壁や床には断熱材を充填しています。
天井を落としたことで、古めかしい桁や屋根下地の裏側が見えていますが、Cさんの思いでそのままの状態にしています。
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■C邸リフォーム -工事完了-
工事完了□ 2016年4月 □
トクラスのシステムキッチンを設置して工事は完了しました。
窓などはCさんの意向により従来のままですが、無垢の木に包まれ、古民家ならではのたたずまいを維持した今回のリフォームに満足されているようです。
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