AS様邸 新築工事
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■AS邸の新築 -最終プランの決定 最終パース-
最終プランの決定 最終パース □ 2022年9月-2023年2月 □
詳細設計で積み上げたプランを元に、パースを作成。
実施設計として、各仕上げ材(屋根材・外壁材)や住宅設備など、諸仕様の選択、法的な確認および伏図を元にした構造設計など、設計段階における重要な項目を決定し、お施主様との間で契約を交わしました。
立体的で写実的な外観や内観パース及び透過式のパースをお施主様にご覧頂くことにより、完成後の生活をより想像しやすくなっていると思っております。
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■AS邸の新築 - 最終設計提案と見積・工事契約 -
お施主様とは何回も打合せを行い、ご要望を十分に具現化し、最終的な設計提案と、その最終見積を提示いたしました。
打合せでは、カタログやパースを多用し、お施主様には分かりやすい説明を心がけています。
お施主様は、設計と見積に満足され、請負工事に関する工事契約を結ばせていただきました。
この後は、実施設計に着手し、確認申請や地盤調査などの作業に入ります。
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■AS邸の新築 - 地盤調査の実施 -
新築予定地の地盤調査を実施しました。
建築予定建物の地縄を出した後、四隅と中央の5カ所において、SWS試験を行い、現状地盤の性状を確認しました。
試験の結果、地表から1.75メートル付近までが自沈層を含む軟弱地盤であったため、地盤補強を実施することにしました。
これにより、地盤保証の対象としています。
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■AS邸の新築 - 地盤改良・表層工事の実施 -
新築予定地の地盤改良を実施しました。
地盤調査の結果、地表面から2Mぐらいまでの軟弱地盤を補強するため、今回地盤改良を行いました。
地盤改良の手段として、表層改良やセメントや鋼管などの柱状改良などいろいろな方法がありますが、この現場においては、支持層までの表層改良工法を採用しました。
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■AS邸の新築 - 基礎工事 -
基礎工事に着手しました。
地盤改良によって形成した強固な表層改良地盤の上部に、ベタ基礎を構築します。
外周部の根切りを行い、防湿シートを設置します。
鉄筋を格子状にした後、外周部に鋼製型枠を設置し、コンクリートを打設して、ベタ基礎の耐圧版を作ります。
この時、配管などの通る部分には、あらかじめスリーブ管を設置しておきます。
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基礎工事・布部形成で完了ベタ基礎の耐圧盤ができた後、布部分に着手します。
鋼製型枠を設置した後、バイブレーションで空隙ができないように配慮しながら、コンクリートを打設します。
アンカーは、コンクリートの打設前、あらかじめ適切な位置にセットしておきます。
また、均等に配置したレベルポイントに合わせてレベリング材を注入し、精度の高い基礎天面を作ります。
適切な養生後に脱枠し、今回の現場では、24日後の上棟に備えます。
丁寧で、正確な施工により、丈夫な基礎が完成しました。
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■AS邸の新築 - プレカット工場見学 -
お施主様ご家族と(株)富山合同木材市場のプレカット工場を訪問しました。
これから建てるお施主様新居のプレカット加工を見学して頂きました。
また、仕口(木材の加工において2つの材を接合させる時に、つなぐその接合箇所のこと)を加工する様子や、実際に仕口を組み付ける体験もして頂きました。
お施主様ご家族には、「初めてプレカットされるところを見た」「自分の新居のプレカットを見ることが出来た」と、とても感激されたご様子でした。
これから自分たちの家として、柱や土台などが形になっていく様子を見ながら、より一層、楽しみな気持ちがふくらんだのではないでしょうか。
上棟の日をむかえるにあたり、土台の敷き込みを行いました。
大引きを支える鋼製束は上棟後に調整する予定です。
また一部、配管を完了させています。
なお、土台、大引き、柱は全て、桧を使用しております。
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■AS邸の新築 - 上棟 -
上棟□ 2023年5月 □
事前に柱を所定の位置に設置し、建て方時に桁や梁を取り付けます。垂直を確認後、軸組の仮筋交いで固定していきます。
弊社では、丈夫でしっかりとした木造住宅を標準とし、構造的なバランスや、荷重の伝達などに配慮して柱量やその位置、梁成などを決めていきます。
その結果、柱量が一般的な住宅の平均よりも2~3割くらい多くなっています。
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平屋建ての小屋組を形成して、棟木の設置で、軸組工事はほぼ完了です。
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軸組が完了し、屋根面を構成します。
屋根垂木を配置し、杉の屋根板を取り付けて建て方は完了です。
建て方は、その時の状況や規模にもよりますが、概ね1~2日間で作業は終了します。
この後、本筋交いや耐震金物などの各金物の設置、剛床用合板の基準に合った本固定、耐力面材の設置など、各作業を経て、軸組は丈夫な構造体になってゆきます。
弊社では、構造強度に影響する各金物の設置について、構造計算にもとづき、丁寧にそして、確実に行っております。
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■AS邸の新築 - 屋根工事 -
□ 2023年5月 □
建て方・上棟が無事完了したので、屋根の仕上げ工事を進めて行きます。
降雨によって内部を濡らさないようにするため、上棟時の屋根下地が終わり次第、速やかに屋根の仕上げを行います。
本物件では、大部分を瓦葺きとし、一部を竪平[たてひら]葺きとして仕上げました。
瓦葺きは、もちろん全数釘打ちとし、また、防災瓦仕様により上下の瓦のフックと受けが嵌合し、堅固な屋根仕上げになっています。
これにより、地震時の揺れや、台風時などの強風によるめくれを防止しています。
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■AS邸の新築 - 断熱工事 -
□ 2023年6月 □
本現場における、断熱工事を実施しました。
こちらの住宅は、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に基づいた評価により、温熱環境の断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6を満たしたので、「高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する住宅(※)」であると認められ、国土交通省が行っている"こどもエコ住まい支援事業"による補助を受けることができました。
床断熱には、発泡系の断熱材を用い、床合板固定前に、隙間なく丁寧に敷き詰めしました。
弊社では、屋根下地裏面に通気路を確実に確保するため、断熱材吹付前に仕切り板を設置しています。
※高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する住宅とは、強化外皮基準に適合し、再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量が削減される性能を有する住宅のことです。
また今回、屋根裏天井面や壁面に関しては、現場での、吹付発泡ウレタンフォームによる、充填断熱工法を採用しました。
この工法を採用した理由は、断熱性能の高さと、気密性にあります。
また、透湿性も小さいことから、内部結露の心配もありません。
水を使った炭酸ガスによる現場発泡は環境にも優しく、精度の高い断熱施工が可能です。
もちろん、自然素材を推奨する弊社において、断熱材からのシックハウスにかかわるホルムアルデヒドやVOCなどの化学物質が含まれていないことを確認しています。
弊社で使う硬質ウレタンフォームは熱硬化性プラスチックで、300度から400度で固体燃焼し、炭化することで、一気に燃え上がることはありません。実際には、石膏ボードの内側にあるので、さらに安全と云えます。防火性能として、外壁の30分防火と45分の準耐火構造大臣認定も受けています。
また、熱橋部分となる構造金物にも断熱材を吹付(写真内赤○)、建物としての断熱性能を向上させています。
現場吹付によって、一体的な断熱層を形成することで、隙間がなくなり、気密性が高まることで、断熱性能が向上することはもちろん、遮音性にも効果があり、外の音は入りづらく、内の音も漏れにくくなりました。
結果、レベルの高い温熱環境が形成できたと思います。
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■AS邸の新築 - 外壁工事 -
□ 2023年7月 □
外壁工事を実施しました。
通気胴縁、金具留め工法による、16㎜厚のサイディング貼りを採用しました。
お施主様との打合せの中、十分な色合の検討を行い、満足のいく外観配色になりました。軒裏換気も含め、質感やデザインにこだわっています。
腰屋根の格子部分がアクセントとして際立っています。
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■AS邸の新築 - 塗装工事 -
□ 2023年8月 □
赤松の集成梁や柱と軒裏の塗装を実施しました。
色はお施主様と十分に吟味して決めております。
外壁色や壁色と合いまって、落ち着いた雰囲気に仕上がりました。
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■AS邸の新築 - 内部木工事 -
□ 2023年8月 □
上棟以降、構造軸組工事を完了させ、内部の造作工事を進めてきました。
各下地工事を含め、天井にはじまり、床、窓、建具枠、壁などの造作工事を行い、その間、水廻りの設備機器や、電気配線などの諸工事を適切なタイミングで実施しています。
壁仕上げを行う下地が整えば、内部木工事は完了です。
木工事における現場作業は、常に整理整頓し、きれいで丁寧な作業を心がけています。
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■AS邸の新築 - 仕上げ工事 -
□ 2023年9月 □
いよいよ木工事が完了し、内装仕上げ工事に着手しました。
壁のクロス工事や玄関仕上タイル工事、照明やエアコン,畳,ウッドデッキ,ブラインドなどの附帯設備を設置し、完成です
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■AS邸の新築 - 完成 -
□ 2023年9月 □
全ての作業を終え竣工し、お施主さんにもたいへん喜んでいただきました。
お施主さんとともに、この家の新しいストーリーがはじまります。
これからも更に、お施主さんとの絆が深まって行くと思います。