KH邸リフォーム

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■ 施工前 ■

理容店を営むご両親を気遣い、娘さん夫妻から、寒くて使いづらい水廻りを全て改善して欲しいという依頼を受けました。
築60年近い鉄骨3階建ての2階廊下奥に、水廻りとして浴室や洗面脱衣室、洗濯室、トイレが配置され、同じく2階には、理容室店舗やLDKもある間取りでした。
更に、浴室はタイル貼りで、冬は非常に寒く、トイレも同様で小便器と和便器しかない状態でした。
動線を考えても、廊下の突き当たりでトイレ方向と浴室方向に分かれ、それぞれの狭い空間を奥に進んで浴室やトイレにたどり着く感じで、決して使い勝手の良い間取りではありませんでした。
しかも、2階であるため避難階段を考慮した勝手口が設置されていましたが、間取りが狭いため洗濯機とその備品で勝手口が塞がれ、開かずの引き戸になっておりました。
今回あらためてリフォームの依頼を受け、現状を把握した時、間取りを抜本的に見直すと共に、築60年の鉄骨スラブにも十分な強度的配慮を行いました。


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■ 施工中 ■

配管をスラブ下の天井裏空間から、スラブ転がし配管にすることで、間取りを変えた後、既存のスラブに貫通穴を開けるなどの既存躯体を傷める事を避けました。
また、新しい配管の適切な位置に点検口を設け、不測の事態に備えています。
更に床スラブの劣化を踏まえた荷重の構造計算を行い、今回はモルタル等を打設して表面を平滑にしてから大引きなどの横架材を設置する方法をとらず、低床の二重床システムを採用し、配管空間を確保しています。
更に、現場発泡のウレタン断熱を施し、十分な断熱性能を確保させました。


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■ 施工後 ■

洗面脱衣室を大きく確保し、その一角にユニットバスを設置する計画で、バス入口の横には壁いっぱいの洗面化粧台をしつらえました。
洗濯機横には、洗面化粧台とは別に多目的シンクを設置し、洗濯などの効率や利便性の向上を図りました。
その奥には無垢の棚をしつらえて、仮置きのスペースとして確保しています。
トイレは、勝手口ホールに隣接させ、十分な広さをもっています。そのため手洗い器の他、便器対面にはトイレットペーパーなどの収納も設置できました。
勝手口ホールは、外部の階段から通風引戸を介してつながり、幅の広い既存廊下から同じ幅で連続的につながっています。浴室やトイレ、外部に行く分岐として広くて明るい空間に仕上がっています。


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■ このリフォーム工事の建築過程について・・・。


>建築過程を見る!


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■ 外階段修理 ■

住居を構えて以降60年間に渡り、雨風にさらされた階段は、腐食が進み、塗装は剥がれ、手摺の支柱が欠落している部分もみられます。
住宅のお風呂やトイレなどの水廻りリフォームをする以前には、この外階段への出入口には物が置かれていて、外階段は利用されていませんでした。
リフォームを機に新しくした勝手口から出入りできるようになり、外階段が利用しやすくなったため、安全面を確保するためにも外階段の修理を依頼されました。
欠落した手摺の支柱も取り付け、補強も十分にされ、安全面が確保されると共に、鮮やな青色のフッ素樹脂塗装によって耐久性も格段に向上いたしました。これからは安心して階段を利用して頂けるようになりました。


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■ この外階段修理工事の建築過程について・・・。


>建築過程を見る!


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■お施主様にリフォーム完成後のご感想を頂きました。■
(内容はお施主様ご家族にインタビューさせて頂いた結果です。)


sample1.jpgリフォーム全体について、ご感想を聞かせてください。
ひと言でいうと、「快適」「最高」です。

娘がお風呂とトイレのリフォームを提案してくれるまで、"リフォームしよう"なんて思いつきもしなかったし、こんなものだと諦めていました。
今の寒い環境のまま、この先も過ごしていくつもりだったので、こんなに快適に過ごせることがありがたいです。
年齢を重ねると温度感覚も鈍くなっていくし、ヒートショックについて心配していたので、この年になって、お風呂とトイレが良くなって、とても安心感があります。
人件費や材料が高くなっていくので、今リフォームして正解でした。


sample1.jpg気に入っているポイントを教えて下さい。
木の素材がたくさん使われていて、リフォーム後には、いままでになかった木の雰囲気を感じられるようになりました。

照明やトイレ、浴室が進化していることに気づきました。
人感センサーで廊下などの照明が突然ついてびっくり!
トイレの蓋も自動で開閉します。とても便利です。
昔とは大違いで、お風呂には掃除を助ける機能"除菌水"があって、掃除が楽になりました。

洗濯物は、いまは上の階に干しに行っていますが、すぐ横にある浴室内(浴室乾燥機能付き)にも干すことが可能なので足腰が不安になったときには階段をのぼらずに済むので、将来的に安心です。


sample1.jpgリフォーム前の家に、どのような不満がありましたか?
50年以上前に建てた鉄骨造の我が家は、断熱材が使用されていません。
リフォーム前のトイレとお風呂は床も壁も、昔ながらのタイル貼りで、掃除が大変なだけでなく、とても寒い環境でした。

断熱材が使用されていないからか、入浴する前に脱衣室を暖めても、なかなか暖まりませんでした。ヒートショックは、自動車事故の何倍も人が亡くなっていると聞いていたので、とても心配でした。

脱衣室と浴室が寒いだけでなく、入浴する際も湯船も使いにくかったので、冬場もシャワーだけをさっと浴びるようなそんな生活でした。


sample1.jpgリフォームで良くなったポイント・便利になったポイントはどこですか?
トイレ、お風呂両方とも、掃除がとても楽になりました。
きちんと断熱材が入っているからでしょう、脱衣室は暖房ですぐにあたたまるようになり、浴室内は、入浴前も入浴中も浴室暖房乾燥機で暖めることができます。
湯船につかること自体を諦めて過ごしていましたが、快適な室内温度で、安全を考えた湯船なので、安心して湯船につかれるようになりました。
前の生活に戻ることは、もう考えられないくらい快適です。


sample1.jpg実際に暮らしてみて住み心地・使い心地はどうですか?
以前は外階段につながる出入口前に物が置かれていたので開かずの扉になっていましたが、リフォーム後はきちんと使えるようになりました。脱衣室を換気出来るのも良い。

リフォームの境界に段差がありますが(建物の構造上仕方が無い)、人感センサーで照明が点くので足元が明るく見やすいため、段差を注意しやすいから今のところ危ないと感じていません。もっとも、段差は7㎝程度ですしね。
照明のスイッチを探さなくても、自動で明るくなるのが便利です。

昔ながらの家はこれでもかと窓がありましたが、温熱環境の改善から窓をいくつか閉じること、残す窓は断熱に優れたものにすることを提案されました。
いくつか窓を閉じましたが、残っている窓やちょうどよい照明のおかげで室内が暗くなることはなく、壁紙の色合いもあるためか、明るい印象です。


sample1.jpg完成した家を見て、ご家族ご友人の反応はいかがですか?
理容店のお客様が時折トイレを使用するのですが、「すごい」「良いね」っと、評判もよく、重宝しています。以前のトイレよりも使い勝手が、とても良いです。

「明るい雰囲気だし、無垢の木がまたいいね」と言われました。

(工事に来ていた職人さんたちには、)「いい材料を使っているね」と言われ、嬉しかったです。


sample1.jpg弊社の対応で、印象に残ったことや良かったところを教えてください。
社長さんがまさに「誠実」。その言葉そのものの人でした。
細かな事も丁寧に教えてもらえて、とても分かり易かったです。
マメで、職人さんよりも先にやってくることもあり、「すごいわ~」と感じることも多かったです。
スケジュールについても、終わらせるべき仕事内容を職人さんに細かく指示している様子を見かけました。
妥協なく仕事をされていて、自分たちの意見を代弁して貰っているような、そんな感じでした。

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