介護および支援を目的とした住環境のリフォームポイント

介護を目的とした住環境における6つのポイントについて、K邸を例に整理したいと思います。
K邸は、戦後間もない頃の建物で、昔ながらの雪見障子や、ふすま戸に囲まれた畳敷きの和室で構成されていました。


リフォームのポイント

段差解消
スロープスロープや上吊り引き戸を利用したバリアフリーによる段差解消。
健常者用の上り框の横にスロープを設置し、段差を解消しました。


リフォームのポイント

メーターモジュール
廊下拡幅従来の尺貫法によるモジュールは、必ずしも介護生活に適しているとはかぎりません。
リフォームにより、可能なかぎり廊下幅をメーターモジュールとして拡幅しました。


リフォームのポイント

介助をともなう必要スペース
引違い引き戸の3連引き戸化介助をともなう場合などの必要なスペースの確保。
便所や、部屋の出入りに介助が必要なK邸の場合、3連引き戸などにより、出入り口に十分なスペースを確保しました。


リフォームのポイント

介護に必要な空間の確保
必要介護空間の確保できるだけ、介護や支援する部屋面積を確保する。
リフォーム前の床の間や広縁を部屋内に取込み、可能なかぎり介護空間を確保しました。


リフォームのポイント

床座からいす座への移行
介護ベッド生活様式との絡みの中で、身体機能の状況を鑑み、最適な様式を選択する。
畳敷きの床座からの立ち座りが困難な状況により、介護ベッドや洋式トイレなどにリフォームしました。


リフォームのポイント

断熱気密の構築
断熱気密の構築高温多湿な夏に合わせた日本家屋を、冬も考慮した家屋に改善する。
温度差の少ない最適な空調温熱環境を実現させるため、家屋全体での改善が困難だったので、部屋単体での最適空調温熱環境を構築しました。

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