■水島柿
水島柿が豊作でした。
水島柿
新村木材店の庭には数本の柿の木があります。
戦後まもなく植えられたもので、「水島柿」と「とろませ」「筆柿」の3種類あります。今では老木ですが、秋にはそこそこ実をつけてくれます。
今年は生り年だったのか、特にたくさんの実をつけました。小さい頃から親しんできた庭の柿の木ですが、こんなに実がついたのは、自分の経験上初めてです。さすがに収穫には苦労しました。来年は実らないかも・・・(T_T)
柿の収穫までの1年をふり返ると、冬落葉しているときに油かすなどの肥料を与え、初夏とお盆前に「アメリカシロヒトリ」や「しなんたろう[イラガ]」の駆除のため薬剤散布をします。そして秋口にはカラスよけのネットを張り、柿の実を守ります。そして、いよいよ収穫です。カラスよけのネットを張るようになったのはここ7~8年ほど前からで、カラスの食べ方があまりにもひどく、青い柿のうちからめったやたらに、見さかいなくつついては、落下させます。以前から飛来するモズなどは、柔らかく熟した柿を選んで食べ、あれやこれやと食べ散らかすことはないように思います。(^^;)
ところで、「水島柿」は富山特産と聞きますが、どうして「水島」なんだろうと思って調べてみました。
水島柿の発祥の地は富山県旧新湊市片口高場で、百数十年前に同集落の前川弥三郎が選出し、改良したと言われているそうです。水島柿と命名されたのは明治期以後で、そのころの水稲の品種で味・収穫ともに優れていた「水島」から名付けられたといわれているそうです。
稲の名から命名されたとは驚きです。! (*゜ロ゜)ノ
水島柿を割ってみるとゴマをふいたように黒いツブツブがたくさんあり、甘くておいしい柿だと思います。
平均糖度は16.7度ぐらいあるそうで、富有柿の14.8度よりも高く、個人的には柿の王様だと思います。(#^.^#)
少しだけ柔らかくなった柿は特に甘く、ジューシーでとてもおいしいと思います。