ハウジングスタイル通信 2022年7月号
「かかりつけ薬局」制度をご存じですか?
2016年度からスタートした、「かかりつけ薬局・薬剤師」制度を知っていますか? 2021年8月には「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」の認定制度が始まり、近所のかかりつけ薬局で、さまざまな病院から処方される薬を一元管理し、飲みすぎを予防したり、病院に減薬などの調整をお願いしてもらったりできるようになりました。
地域連携薬局は、①地域の診療所や病院と連携し、患者の入退院時に情報交換、②地域包括ケアシステムに関連した会議に参加、③在宅療養中の高齢者宅を訪問し、服薬指導を行う、④高齢者や障がいを持つ人に配慮・利用しやすい建物や設備が整っている
近所の薬局が、この制度の要件を満たしていると都道府県から認定されることが条件となります。まだ始まったばかりで、認定されている薬局は少ないですが、先に導入されている「かかりつけ薬局・薬剤師」は、少しずつ増えています。具体的に何をしてくれるかというと、①薬の一元的・継続的な把握、②薬の飲み合わせなどのチェック、③薬に関する丁寧な説明と時間外の電話相談、④他の医療関係者との連携、⑤飲み残した薬の整理や調剤後のフォロー、⑥在宅療養が必要になった場合の対応、などです。
高齢になると持病も増え、いろいろな病院にお世話になり、それぞれの病院で薬が処方されますが、大半の人が病院近くの薬局で調剤してもらうことが多いと思います。薬の過剰服用は副作用といった健康被害の要因にもなりますし、お薬手帳があれば重複している薬を確認できるものの、減薬には再度医師の診療が必要に。近所に頼れる場所があると安心できます。
プラスチックゴミの心得
最近、スーパーやコンビニエンスストアで、レジ袋に加えてスプーンやフォークも有料になった店があることにお気づきですか? これは、2022年4月からスタートした「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が影響しています。
「えらんで、減らして、リサイクル」と、資源循環の観点が強化されたこの法律では、カトラリー類、ヘアブラシや歯ブラシ(ホテルのアメニティ関係)、ハンガーや衣類カバー(クリーニング関係)の使い捨てプラスチック製品12品目を削減する仕組みが設けられました。「いりません」と言うとポイント還元されることもありますので、"使わない、増やさない"を心がけてみませんか。
温泉卵が手軽に!
料理にコクを加えてくれる温泉卵。100円グッズで便利なものが登場しています。
容器に卵を割り入れて、つまようじなどで卵黄に4~5カ所穴を空けます。卵全体にかぶるくらい水を入れて、電子レンジ(500W)で約50秒温めるだけ。水切りフタが付いているので、湯切りも簡単です。
ポイントは、卵を常温に戻しておくことと、水の量。冷えた卵だと温度にムラ
があるため、半熟未満だったり、追加で加熱して硬くなりがちです。
水は、卵がしっかりと覆われる量を入れましょう。もちろんグッズを使わずに、沸騰した湯(火は止めます)に卵を入れて15分ぐらい置いても温泉卵が完成します。この場合も、卵は常温にしておくと失敗しにくいですよ♪