ハウジングスタイル通信 2022年11月号

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logo_only.jpg冬の節電~制度利用でお得に

今年の夏は電力不足が問題となり、節電要請が出ました。また、資源価格高騰で、電気料金もかなり上がってきていることを背景に、家庭での省エネ促進策として「節電ポイント制度」がスタートしています。電力会社の節電プログラムに参加して節電すると、ポイントがもらえる仕組みで、夏だけでなく冬も対象。今年は12月からスタートしますので、検討してみてはいかがでしょうか。

 同制度は、経済産業省が「電気利用効率化促進対策事業」による支援制度で、今年6月に発表されました。同プログラムに参加するには、
①契約している電力会社が同プログラムに参加していることを確認
 契約している電力会社に電話で問い合わせるか、HPで確認できます。
②12月31日までにプログラム参加を申し込む
 この期限までに申し込むと、参加ポイントとして2,000円相当のポイントが付与されます。
③参加するプログラムを選ぶ
 プログラムは、「月間型」と「指定時型」の2タイプ。月間型は前年同月比3%以上の電気電気使用量の削減、指定時型は節電実施期間(12~3月)のベースラインと比較した電気使用量の削減で、ポイントがもらえます。
ポイントがもらえるのは、②の参加申し込み時、③の節電達成時の2回。②は節電目標が達成されなくてももらえます。
 参加プログラムのタイプは、「月間型」がわかりやすいでしょう。付与されるポイントは月額上限1,000円相当(国)で、電力会社によって変わります。キャンペーン対象期間は2023年1~3月末まで、付与ポイントはTポイントやAmazonギフト券などに交換できたり、電気代の支払いに使うことができます。
 ちなみに、冬にできる節電方法としては(省エネポータルサイトより、カッコ内は年間節約額)、①エアコン設置温度を1度下げる/目安20度(約1,430円)、②冷蔵庫の設定温度を「中」にする(約1,670円)、③温水洗浄便座のふたを閉める(約940円)などがあります。

省エネポータルサイトはこちらから▶202211_01.jpg


logo_only.jpg冬の室内環境を整えましょう。

202211_02.jpg今年の冬は、感染症対策に加えて節電も考えながら暖房をしていくことになりそうですが、室内で寒さを我慢するのは大変です。ちょっとした工夫で、無理なく室内環境を整えましょう!
 室内の暖房・断熱効率を高めるコツは、
①厚手で床まで届く長さのカーテンを使う
②扇風機(またはサーキュレーター)を上向きに運転し、室内の温度ムラを解消
③電気カーペットを使うときは、床との間に断熱マットを敷くなどがあります。

202211_03.jpgまた、エアコンのフィルターは月1~2回は掃除し、室外機もほこりや落ち葉で吸い込み口がふさがれていないかを確認することも忘れずに。それから、暖房でも「30分程度の外出の場合はつけっぱなし」のほうがお得です。ヒーターなどは窓側に置くと、冷気でうまく空気を循環し、結露も付きにくくなりますよ。



logo_only.jpg冬の結露対策に~結露防止スプレー

202211_04.jpg冬の悩みの1つである結露。放置すればカビが発生し、健康被害も心配です。
 結露防止スプレーは、室内側の窓ガラスに吹きかけて膜を作ることで、水滴が流れ落ちることを防止。「結露ができない」わけではありませんが、窓枠のパッキンやレースカーテンなどのカビの発生を抑えます。窓ガラスに結露防止フィルムを貼る方法もありますが、まずは手軽にできる方法を試してみてはいかがでしょう。
 使い方は、窓ガラスを掃除した後にスプレーで吹きかけて乾かすだけ(布やスポンジで伸ばすタイプ、レースカーテンに使えるタイプもあります)。効果は2週間~1カ月と幅があり、いずれも効果が薄れたと感じたら再度塗布することになります。

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