TA邸リフォーム
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■ 施工前 ■
お施主様から、日頃寝られている寝室のリフォームを依頼されました。
今後の高齢化を見据え、畳での布団生活から、板張りでのベッド生活に生活スタイルを変えようと考えられました。
その生活の中で、トイレが近くなったので、トイレの設置も相談され、更に、奥様がこの部屋の外壁側にあるアルミのサンルームへの出入口も、取り付けられないかと相談されました。
このサンルームは、もともと外からしか出入りができず、雨の日も雪の日も外へ周らなければならないことが、日々不便に感じておられ、室内からの出入りを強く切望されていました。
これらの要望を踏まえ、部屋内の間取りや給排水増設の可能性、サンルームへの開口による建物の構造的可否について検討しました。
部屋内の間取りや、給排水計画、構造的検討を含めた実施設計を行い、最終的にお施主様に提案しました。
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■ 施工後 ■
お施主様からいただいたご要望をベースに、寝室スペースは以前同様、6帖を確保しながら、トイレ、洗面、収納はもちろん、サンルームへの出入も可能にしたプランニングで完成させています。
便器は、コンパクトな水道直結式を用い、トイレの大きさを1365㎜として、その背面側に洗面化粧台を設置しました。
これで、トイレや洗面が部屋内で完結できるようになり、介護を含めた利便性が整ったと思います。
洗面化粧台の背面には1間のクロゼットを造作し、その間をサンルームへの通路としています。
もちろん、窓や勝手口は断熱性能の高い次世代型のサッシを採用しています。
■ このリフォーム工事の建築過程について・・・。
>建築過程を見る!
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■お施主様にリフォーム完成後のご感想を頂きました。■
(内容はお施主様ご家族にインタビューさせて頂いた結果です。)
リフォーム前の部屋に、どのような不満がありましたか?
リフォームで良くなったポイント・便利になったポイントはどこですか?
我が家は築50年ほどの家です。
主人の部屋は和室で押入の布団を上げ下げする生活でした。畳は古くなり少し浮いているような感じで、部屋は暗く、トイレからも遠い部屋なので特に夜間のトイレが大変でした。
主人の部屋の外側にサンルームがあるのですが、室内から直接サンルームに通じる扉はないので外から回るしかなく、雨や雪の時にはとても不便でした。
そこで、布団で寝起きする生活からベッドでの生活に変えたい、トイレが近くにあって欲しい、室内からサンルームに行けるようにしたいという希望を伝えました。
布団での生活からベッドに変えたことで、寝起きと立ち上がりがとても楽になりました。
畳からフローリングに変えた時に併せて壁や天井も綺麗にしたので、部屋が明るい雰囲気になりました。一番暗かった部屋が一番明るくなりました。
ON-OFFのみの照明で明るさの調整も出来ませんでしたが、新しい照明は色の切り替えも明るさも調節できるようになりました。
リフォーム前の夜間のトイレは、暗い中1つ1つ電気を付けながら、部屋からトイレまでの長い距離を足元に気をつけて歩いて行くのは大変で、我慢の面でも負担が大きかったです。
いまは部屋に専用のトイレがあり、2,3歩でトイレにたどり着きます。ベッドのすぐ近くにトイレがある安心感は大きく、快適に過ごせるようになりました。
室内から直接サンルームへ通じる扉を作ってもらいました。今までは雨の日、雪の時期はサンルームを使いにくかったけれども、これからは部屋から直接出入り出来るので、物干しなどにとても便利でありがたいです。とても気に入っています。
基本的に主人の部屋のトイレと洗面化粧台は主人専用ですが、2台目のトイレと洗面台として、いざという時に融通がききやすくなりました。
実際に暮らしてみて住み心地・使い心地はどうですか?
どこにも不満はなく、快適に過ごしています。
布団生活よりもベッドは寝起きが楽で嬉しい。
リフォーム前に比べ夜間のトイレの負担が軽くなり、睡眠をしっかりとれるようになったおかげか、退院当初よりも元気になったように感じます。トイレのことは、本人だけでなく私たち家族も楽になりました。
新しくトイレを作り、サンルームに通じる扉を設け、ベッド脇にゆとりあるスペースを確保したので、以前の押入収納に比べると限りがあります。
ですが、新しい収納のクローゼット内には、上下2本のパイプをつけることで十分な衣類を収納できるように工夫されているので不自由はありませんし、部屋に広いスペースを取れたので見た目にもすっきりして広々としました。
気に入っているポイントを教えて下さい。
みんな良い。すべて気に入っています。
綺麗な部屋で、寝起きもしやすく、快適です。
広いスペースがあるので、ベッド脇にテレビ台も置きました。新村社長さんからの提案でテレビ用のアンテナを付けてもらったので、部屋でテレビを見られるようになりました。(ご主人様)
念願のサンルームへの扉がとても気に入っています。その扉のおかげで部屋も明るくなりましたし、今までの不便が嘘のようで、これからの季節もとても活躍してくれそうです。(奥様)
リフォームを進めていくなかで、印象に残ったことは何ですか?
リフォーム工事中、トラブルは何も起きず問題はありませんでした。
新村社長さんはマメに工事の様子を見に来てくれましたし、職人さんや大工さんに嫌な方はおらず、みなさん力強くよく動いていらっしゃいました。
少しの変更などは大工さんに言えば良いかと思い、思いついた要望などを大工さんに話したのですが、大工さんは「現場を監理されている新村さんを通して欲しい」と一貫した態度をとられました。
回りくどいようでも新村社長さんに話を通すことで、トラブルのない、間違いの無い工事になるのだと納得しました。社長さんと大工さんたちとの関係がきちんとしていることを感じました。
弊社の対応で良かったところや、リフォーム全体についてのご感想を聞かせてください。
新村社長さんには、細かい配慮をしてもらいましたし、いろいろとお話をさせてもらいました。
サンルームへの扉を新しく作ってもらったのですが、部屋とサンルームの間にどうしても段差ができてしまいました。その段差を解消するために、市販品ではなくオーダーメイドのようにぴったりと合う踏み台を社長さん自ら作ってもらえたのが嬉しかったです。
どっしりとしていて、ぐらつく心配もない丈夫な造りの踏み台で安心です。
主人の部屋の押入は、家の一番奥に位置していたこともあり、中は管理が行き届いていない状態でした。この機会(リフォーム)に押入の中身を片付け、部屋のタンスやサイドボードを処分したので部屋にゆとりが出来ました。
リフォームすることで、主人の生活が楽になるだけでなく、私の希望も叶えてもらい、主人も私も今の生活にとても満足しています。
今回は主人の部屋をリフォームしてもらいましたが、今後自分の体調が変わっていくだろうことをかんがえると、いずれ私の部屋も主人の部屋と同じようにベッドでの生活が出来たらいいなと思いました。その時にはまた新村社長さんにお願いできればと思っています。