■C邸リフォーム
C邸古民家のリフォーム。
C邸リフォーム弊社が「材木屋」であることに興味を持たれ、ある日突然来社いただいたCさんは、「Can you speak English」から会話が始まりました。
台湾人のCさんは、この富山が好きで、セカンドハウスとして古民家を購入され、そのリフォーム依頼でした。
台湾の建築士であるCさんとの会話は、図面とフリーハンドのパースで行い、建築士同士であることも手伝って、英会話はぎこちなかったものの、意思の疎通はスムーズに行えたように思います。
Cさんからリフォームの詳細について希望を聞いた後は、実施設計において「you designユーデザイン」とおっしゃり、まかせていただきました。(建具や窓は現状維持を望まれたので、リフォーム外です。)
Cさんは、古びた梁や2階床裏を見せることを好まれ、既存天井をなくすと共に、床や壁には無垢の木(床は桜 壁は杉)を希望され、施工しています。
キッチンもトクラス製のシステムキッチンに交換しました。
また、Cさんから、間接照明の提案として、写真のような可倒可能な木(床と同じ桜)のボックスの製作を依頼され、鴨居上に設置しました。Cさんは、台湾で購入したLED照明をその中に設置し、間接照明がかもし出す演出に満足されていました。自分も、一つの部屋の演出として、勉強になったと思います。
今回のリフォームを通して、最も嬉しかったことは、Cさんからリフォーム完成後に、「謝謝」よりも「非常感謝」だと言われたことです。「非常感謝」は「謝謝」よりも強い言い回しで「ありがとう」って事らしく、傾きのある古民家を補正しながら、苦労のあった現場でしたが、この一言で報われ、達成感を感じました。
言葉の壁があっても、最後は人同士の信頼だなと感じました。誠意を持って取り組めば、相手にも分かってもらえ、良い人間関係が築けたように思います。台湾と日本・・・
■ このリフォームの建築過程について・・・。